2020年12月23日より
各音楽配信サイトにて配信開始!
こんなに近くて…… こんなに遠い……
交通事故に遭って重傷を負い、幽体離脱をしてしまった主人公「穂村元樹」
親しい人の目に、幽体である彼の姿は映らず、しかも彼女である遊那は事故に巻き込まれたためか元樹についての記憶を一切無くしており、一向に戻る気配がない……。
このまま永遠に忘れられてしまうのか?もう、元の身体には戻れないのか……?
(これからオレは、何をすべきなのか……)
みなさんはじめまして、市川です。
Close to の制作でまず思い浮かぶのが、ちょうど音声収録中に「セガ、ドリームキャストから撤退?」みたいな感じのニュースが流れてきて愕然としたのをよく覚えています。
ドリキャスがなくなっちゃうの?このまま作り続けて大丈夫なのか?とか作っても売れなくなるかも? とか色々不安になりました。
幸い撤退後もしばらくはゲームソフトがある程度売れたので良かったのですが、ちょっと残念な本数ではありました。
内容的には色々革新的な試みをしていてとても自信作だったので、もっと注目を集めてもいい作品だったと思いますので残念な気持ちを今でも持っています。
DreamCastで発売された「Close to〜祈りの丘〜」のBGMを元に、PS2ではグレードアップさせてます。
音色の高品質化や楽曲自体の小規模なアレンジなど、細かな手を入れています。
可愛らしいキャラクターとは裏腹な部分も多い物語ですので、音楽も明暗がくっきり分かれている特徴もあります。
翔子のテーマのダークバージョンです。DC版よりも高品質で演奏出来るよう音色を再度サンプリングしていたと思います。
ピアノの音色をマルチサンプリングしつつ、メモリを圧迫させないようカスタマイズしています。
ピアノのように減衰する音色はループ取りがとても大変だったりします。
心理描写の楽曲は作りやすくもあり、方向性を間違えないよう慎重に展開を考えます。そこが醍醐味でもあります。
重要シーンの楽曲で、物語調に展開を考えて作ってます。
ReBirth RB-338を使って作ったトラックが2本走っているという、珍しい手法の楽曲です。
スタッフロールの楽曲です。内蔵音源と同じテイストで、物語の余韻を感じられるよう意識しています。